3-A17 VR空間における視線キューおよび身体配置の可視化による会話の生起支援
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3-A17 VR空間における視線キューおよび身体配置の可視化による会話の生起支援
長谷川 実紀(筑波大学),佐方 葵(筑波大学),市川 あゆみ(筑波大学),川口 一画(筑波大学)
実世界における会話の開始場面において,視線等の非言語情報は重要な役割を果たす.しかし,VR空間においては,視野角が制限されるために周囲に存在する他人の非言語情報に気付きにくく,会話の開始に対して心理的負担を抱く場合がある.この課題に対し,CGアバタを用いてVR空間内にてコミュニケーションを行う場合に,視線等の非言語情報をエフェクトで可視化することの有効性が示されている.また,対面にて会話をする場合には,会話の参加者の身体配置も重要である.そこで,我々は,VR空間における会話生起を支援するため,視線だけでなく身体配置にも着目し,視線キューおよび身体配置をエフェクトにより可視化する手法を提案する.今後は,実装した提案システムを用いて,視線キューおよび身体配置の可視化が会話生起に与える影響を評価するための実験を行う予定である.